水素水についての考察 その5「現在国ではどのように取り扱われているか」

水素水は現在国でどのように取り扱いされているのか

私がここで気になったのは水素豊富水が国ではどのように取り扱われているのかだ。

現在、藤原紀香さんがブログで大きく取り上げたお蔭もあってか、日本で水素豊富水についての話題が大きくなりつつある。

水素豊富水自体について、ネット上ではそれよりも前から話題になっており、検索すればそれに関連したページがいくつも出てきていたが、そのころに比べかなり知名度を上げ、SNSでも話題に上がることが多くなった。

そろそろ国の方で何らがの動きがあるかもしれない。

そこで現在国やそれに準ずる機関が「水素水」についてどのように取り扱っているのか、調べてみた。

厚生労働省では既存添加物として安全性が認められている

こういったことはまずは厚生労働省からだ。

厚生労働省のwebページにおいて水素水は食品添加物の項目で出てくる。

つまり、食品として使われることについては国から安全性が認められているのだ。

水素は既存添加物番号192として登録され、5回に渡る「安全性評価に関する調査研究」を通過している。

現在は現在は、既存添加物168番である。

このことは厚生労働所のwebページ「既存添加物名簿収載品目リスト」にて確認できるだろう。

確かに168番目に「水素」と載っている。

ちなみに「O2」酸素も「O3」オゾンも載っている。

国民生活センター

国民生活センターでは「水素水」と謳われるものについての苦情が既に多く入っているようで2つの商品の検査をしたページもあった。
活性酸素の一種を抑制する水をつくるとうたった装置-飲用による効果を表したものではありません-

以下でいう「ヒドロキシラジカル」とは「•OH」(・は不対電子)と表され、活性酸素の一種だ。

国民生活センターが報告した、この還元水素水生成器に関する「ヒドロキシラジカルを消去する能力等を調べ」については水素研究に係る研究室でも紹介され、ネット上で話題になったようだ。

結果としては事業者の言う方法でヒドロキシラジカル消去率を検証した結果、一つは広告通りの数値が出て、もう一方は広告の数値には達していなかったという結果が出たようだった。

また、ヒドロキシラジカル消去率は、ヒドロキシラジカルの発生量を多くすると低くなる傾向も見られ、そうなると広告の数値には及ばなったということになる。

つまり、広告に数値を載せる際に実験したヒドロキシラジカルの発生量によって消去率を操作できるということだ。

一番消去率の高い割合を狙って実験し、数値を出すことだってできるのだ。

このことから国民生活センターは広告の数値を真に受けるようなことはしないようにという注意喚起をしている。

これだけ見ると景品表示法・薬事法等に反しているんじゃないかと思うが、検査した商品自体は「水の中のヒドロキシラジカルを抑制する」と謳っており、「人体に対する効果・効能を表すものではない」という旨も記載されていたため、即アウトという訳ではなかったようだ。

その上で国民生活センターは以下のように結論付けている。

“テスト対象銘柄の広告に記載されている「ヒドロキシラジカル抑制率」は、飲用による効果を表したものではありません。人体への効果と関連付けて考えないようにしましょう”

現在水素法豊富水の商品ページや広告ページには「美容」や「健康」という字が踊っているが、決して水素豊富水に含まれる活性水素なるものが活性酸素を中和して身体を健康にしてくれるという効果効能を謳っているわけではないというは念頭に置かねばならないだろう。

そういった効果・効能があるがどうかはまだ様々な実験、研究のプロセスを辿る必要があるのだ。

さらに国民生活センターの報告では以下のような記述も繰り返し出てくる

“現在のところ、食品や飲料のヒドロキシラジカルを消去する能力の公的な評価方法や表示方法に関する基準はありません”

水素豊富水の効果・効能がはっきりしない原因にはこういった、「確かめる基準がない」ことも一つあるようだ。

日本国の政府関連ページでは以上のようだ。

もし他にも関連するページがあれば逐次このページで紹介する。

余談だが、国民生活センターのpdfには以下のような記載がある。

“体内で発生した活性酸素は、生体防御や生体反応に機能する一方で、動脈硬化や心筋梗塞、ガンのほかにも老化や多くの生活習慣病に関わっているともいわれています”

活性酸素が人体でどのような影響をもたらすかについて、国民生活センターからこのような一定の見解が出ていることは注目だ。

この記述はDR. MARK PERCIVALという方の”Antioxidants”(抗酸化剤)という題の論文に基づいているようだ。興味ある方は読んでみると良いだろう。

[論文]Antioxidants BY DR. MARK PERCIVAL

国民生活センターは、この論文の3ページ目、中ほどの”TABLE III: CONDITIONS ASSOCIATED WITH OXIDATIVE DAMAGE”という項目で語られている内容から例の記述を引用したのだろう。

確かに酸化障害に関係した状態の表においてアテローム性動脈硬化症、癌、肺機能障害、白内障、関節炎、炎症性疾患、糖尿病、腎臓疾患血液透析、多発性硬化症、膵炎、炎症性腸疾患及び大腸炎、パーキンソン病、薬物反応、皮膚障害、老化等と書かれている。

活性酸素に対しての数々の言われはこの論文のこの項目からきているのだろうか。

→次ページ 水素水についての考察 その6「現在業者はどのように謳っているか」
←前ページ 水素水についての考察 その4 「海外では水素豊富水はどう紹介されているか」


水素豊富水が美味しいかどうかなら個人差なため、美味しいかどうかを確かめようという心境なら損した気分にはならないかもしれない。
国に立派に既存添加物として認められているのだから
【水素たっぷりのおいしい水】